これまでの統計からも分かる通り、癌(がん)は、年齢を重ねるごとにかかり
やすい病気です。性別では、男性と女性ともに、50歳を超えるころから、
癌にかかってしまう人が増え始め、さらに、高齢になるほど、その数は増加します。
30代から40代の間では、男性より、女性の方が癌の罹患者が多く、
50代後半からは、男性の方が女性より、癌の罹患者が多いです。
【男性の罹患率の高い部位別の癌】
男性における罹患率の高い部位別の癌は、以下の通りです。
- 1位 胃がん
- 2位 肺がん
- 3位 結腸がん
- 4位 肝がん
- 5位 前立腺がん
男性は、胃癌(いがん)、肺癌(はいがん)、結腸癌(けっちょうがん)、
肝癌(かんがん)、前立腺癌(ぜんりつせんがん)の順に多いです。
肺がんは、男性の方が女性より、3倍から4倍も多く、
また、死亡率も同じく、男性の方が女性より、3倍から4倍と高いです。
大腸がんも、男性の方が女性より、2倍も多く、死亡率も同じく、
男性の方が女性より、2倍と高いです。
【女性の罹患率の高い部位別の癌】
女性における罹患率の高い部位別の癌は、以下の通りです。
- 1位 乳がん
- 2位 胃がん
- 3位 結腸がん
- 4位 子宮がん
- 5位 肺がん
女性は、乳癌(にゅうがん)、胃癌(いがん)、結腸癌(けっちょうがん)、
子宮癌(しきゅうがん)、肺癌(はいがん)の順に多いです。
乳がんは、30代から40代後半の女性に多いです。
【とにかく早期発見を!】
癌は、日本人の死亡原因の第一位です。日本人の死亡者全体の約3割を
占めている病気です。しかし、現代の医療技術では、癌を早期発見し、
適切な早期治療を行えば、ほとんどの癌が完治できるまでになっています。
癌の初期は、無症状のことが多いため、男性の場合は40歳を超えたら、
女性の場合は、35歳を超えたら、定期健康診断を受けましょう。癌の
早期発見には、年に1回から2回は健康診断を受けることが大事と言えます。