肺癌(はいがん)は、癌の中でも最も死者数が多く、治りにくい癌と言われています。
5年生存率は、手術を受けた場合の全体でほぼ50%です。肺がんでも、早期発見
の場合は、手術をすることにより、治癒する可能性が高いです。また、5年生存率の
数値も高くなっています。早期発見ではない場合の肺癌の5年生存率が低いのは、
肺癌が発見されたときには、すでに癌がある程度進行している場合が多いためです。
【肺がんの早期発見のために】
肺がんは進行すると、腫瘍などが手術で取りきれないため、
なかなか治療が難しいです。ですので、肺癌は早期発見することが非常に大切です。
肺癌は、胸部のレントゲン撮影で発見できる場合が多いです。早期発見するためには、
年に1~2回の定期的な胸部のレントゲン撮影を含んだ、健康診断を受けましょう。
【肺がんの原因】
肺癌ではっきりと分かっている原因は、タバコの喫煙です。肺癌の発症リスクは、
タバコを喫煙していた期間や量に比例します。肺癌になった男性の約90%が
タバコの喫煙が原因。また、肺癌になった女性の約80%がタバコの喫煙が原因です。
【肺がんの種類】
肺癌は、主に4つの種類に分けられます。
- 扁平上皮癌
- 小細胞癌
- 大細胞癌
- 腺癌
【肺癌の症状】
肺癌の症状ですが、よくある症状は長引く<咳(せき)や痰(たん)などあります。
咳や痰が出るのは、ガン細胞によってできた腫瘍が肺や気管支を刺激したり、
肺への空気の通りをさまたげることにより、咳が痰が出るためです。
気管支が傷ついている場合は、血痰(けったん)が出ます。少し症状が進行し、
気管支が閉塞してしまうと、息切れなどが出て、気管支炎や肺炎を
引き起こします。腫瘍が肋骨や肋間神経を刺激すると、胸の痛みが現れます。
また、腫瘍が大静脈を圧迫したりすると、首の部分や顔が腫れます。
肺癌の初期症状は、風邪に似ていて分かり難いですが、
咳や痰などの症状が長引くようならば、医師の診察を受けましょう。
関連サイト:
- 肺癌(はいがん)の治療費用や手術費用の相場
- 癌の治療費や手術費が用意できない場合(お金がない場合)はどうすればいいのか?
- 治療費や手術費の支払いにローンは組めるのか?(ローンを使えるのか?)
- がん保険に加入後、すぐに癌と診断されてしまった場合は保険金(給付金)を貰えるのか?