【心電図検査とはどのような検査?】
心電図検査は体の循環器を調べる検査で、主に心臓に異常があるのか、
心臓に異常がないのかを調べる検査です。検査の一般的なおこない方は、
心臓のある胸部と手や足に電極を測る装置を置き、心臓の動きによって、
心電図を記録します。心電図に記録された波形全体の形や波形の間隔、
波形の昇降の変化具合など、波形の特徴を見ることで、心臓に異常がないかが
分かります。また、すでに心臓の病気を疾患されている方に心電図検査を
行う場合は、治療後の状態や回復具合を調べたり、薬の効果などを調べたり
するために行います。心筋梗塞、狭心症、不整脈、心臓肥大、…などの
心臓の病気の状態を調べたりするためによく行われる検査と言えます。
【負荷心電図検査について】
心電図検査には、負荷心電図検査という検査もあります。
これは、検査を行う者に一定の運動をしてもらい、
その後に心電図検査を行うことを言います。
【心電図検査での正常な基準値】
心電図検査での正常な基準値は、
PQ間隔が、0.22秒未満
QRS波が、0.12秒未満
…と言われています。
【心電図検査の結果から考えられる病気】
心電図検査の結果、波形が特徴的であったり、正常な基準値ではない場合、
それぞれ、考えられる病気があります。もし、胸の中央部分あたりに
締めつけられるような痛みが起こる場合は、狭心症の疑いが、
拍動(はくどう)のリズムが乱れている場合は、不整脈の疑いがあります。
専門の医師などは、心電図検査の結果から、心筋梗塞や心臓肥大などの
病気を発見することができます。