癌(がん)の進行を促進させていて、ほとんどの癌に共通して存在している
タンパクを発見したとのニュース報道がございました。九州大病院先端分子、
細胞治療科や同大生体防御医学研究所らの研究グループが発見しました。
発見したタンパクは、「腫瘍促進たんぱく」と名付け、癌(がん)の進行を
後押しする働きがあることがわかりました。これまでも、一部の癌では、
こうした癌の進行を後押ししているタンパクが見つかっていましたが、
今回の研究では、共通したものが10種類以上も確認されました。
肺癌や大腸癌、前立腺癌などの7種類の癌患者を検査した結果、
通常は精巣以外にある正常な組織ではほとんど検出されないはずの特定の
タンパクが、癌細胞で異常増殖していることが分かりました。
今回の「腫瘍促進たんぱく」の発見は、癌の早期発見や癌の治療、癌の予防
などに大きく役立つ可能性があるとのことです。研究内容については、英国の
科学電子雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」に6月14日に掲載されました。
癌の進行を促進させている原因が分かったってことは、その逆として、
癌の進行を遅らせる新しい治療方法を開発できる可能性が大きいですよね。
【医療ニュース報道があった日付】
2011年6月15日(水)
【医療ニュース記事リンク】
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110614-OYT1T01037.htm
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