アルツハイマー型認知症とは、脳が委縮し、認知能力が低下していく病気で、
認知症の一種です。そのアルツハイマー型認知症用の新しい薬が今年(2011年)に
入ってから続々と登場しています。これまで日本国内では、エーザイ社が発売
していた「アリセプト」いう治療薬のみでした。小野薬品工業株式会社は、
現在発売している認知症の治療薬で初めて、体に貼るタイプの販売を開始しました。
この体に貼るタイプの認知症治療薬の商品名は、「リバスタッチパッチ」です。
体に貼るタイプなので、認知症患者さんが、ちゃんと指示通りに薬を使用して
いるかどうか、目視で確認ができるので便利です。また、介護者さんの負担の
軽減に繋がると期待されています。この貼るタイプの認知症治療薬を共同開発
したノバルティスファーマ社も、同様の貼るタイプの治療薬を「イクセロンパッチ」
という商品名で売り出すとのことです。第一三共株式会社は、他の薬との併用を
うたう飲み薬を発売しました。他の薬と併用することで、認知症の症状の進行を
さらに遅らせる効果があるとのことです。この薬の商品名は、「メマリー」です。
ヤンセンファーマ株式会社も、今年3月に飲み薬タイプの認知症治療薬である、
「レミニール」を発売しました。この飲み薬は、武田薬品工業株式会社と
共同販売契約を結んでいます。相次ぐ新しい認知症の薬の登場の理由ですが、
医薬品会社の各社は、アルツハイマー型認知症の治療薬は、「これから高齢化が
進むことが確実で、市場も伸び、収益が上がる」と期待しているとのことです。
確かに、アルツハイマー型認知症は、60歳以上の老年期に発症する場合が多く、
これから高齢化が進む日本社会には、特に注意し、予防したい病気と言えますね。
【医療ニュース報道があった日付】
2011年7月28日(木)
【医療ニュース記事リンク】
http://www.asahi.com/business/update/0725/OSK201107250179.html
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